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microSDカードシリアル制御ボード [MSC-MOD20]
 
 
microSDカードシリアル制御ボード [MSC-MOD20]

  商品名:microSDカードシリアル制御ボード [MSC-MOD20]

商品コード:83610773

販売価格:4,600 円(税込み)
数量:




 
 
 
【重要なお知らせ】従来は標準付属品でしたRTC用発振子(32.768kHz)は別売となりました。もしRTCを外部発振でご使用の場合には別売品のRTC用発振子をご注文ください。
 




microSDカードアクセスモジュール(MSC-MOD20)は、小さなボード上のmicroSDカードスロットに市販のmicroSDカード(※1)を装着し、FAT16及びFAT32に対応したファイルを操作できるアクセスボードです。

microSDカード及びFAT16/32ファイルシステムの煩雑な処理はすべて本機が行うため、シリアル通信だけでファイルデータの処理が簡単に行えます。


米GHI社のワンチップFATコントローラーIC、ALF2X-SC-512を採用したベストセラーボードです。





■MSC-MOD20でできる操作一覧

 
●ファイル、フォルダーを新規作成する
●ファイル内のデータを読む(テキストファイルでもバイナリデータでも可)
●既存のファイルにデータを書き込む
●ファイル、フォルダーを削除する
●ファイルの属性、サイズ、タイムスタンプを取得する
●フォルダ内のファイルやフォルダ一覧を取得する
●microSDカードをクイックフォーマットする
●microSDカードの空き容量を取得する
●ファイルやフォルダの名前を変更する
●microSDカードの転送速度を計測する

ファイルの種類は問いませんので、テキストデータからバイナリデータまで様々なデータ形式に対応します。

※1:microSDカードのメーカーや製品によっては相性問題が発生することもあります。メモリー容量が小さいもののほうが相性問題が少ない傾向にあります。


シリアル通信のインターフェイスは、非同期式シリアル通信(UART)と、同期式シリアル通信(I2C)のどちらかをモードピンの設定によって設定することができます。

本体の電源電圧は+3.3Vですが、ロジックピンの電圧レベルは0V-5.0Vにも対応しています。(但しリセットピンは3.3Vmax。)

UARTではTXとRXの2線式通信の他、信頼性の高い通信を行うフロー通信を行うことが可能です。デフォルト通信速度は115.2kbpsで最高921.6kbpsまで対応します。(※2)

同期式シリアルI2Cで通信を行う場合、本機はスレーブデバイスとして動作します。スピードモードは400KHzの高速モードに対応しています。(スレーブアドレスは固定されています。)

5VトレラントなのでRESETピンを除き、ロジックピンは3.3V系、5V系両方のマイコンとそのまま接続できます。


※2:通信速度はコマンドで変更しても本機には記憶できずリセット後や電源再起動後は常に115.2kbpsとなります。改造によって初期通信速度を9.6Kbpsに固定できます


MSC-MOD20はFAT32のロングファイルネームに対応しています。

複雑なディレクトリ構造にも対応。新しいフォルダを作成してそこに新規ファイルを作成したり、ルートから深い階層にあるファイルへもアクセスできます。



ファイルは最大16個まで同時に本体内のファイルハンドルと呼ばれるバッファに展開することが可能です。


パソコンのRS232CポートやUSB-UART変換ICなどを介してMSC-MOD20をパソコンと接続して、本機の機能を一通り使える便利なユーティリティソフトをご用意しました。当方のダウンロードサイトからダウンロードしてご使用頂けます。

戻り値を確認しながらMSC-MOD20の評価などが行えます。また16進→10進変換機能や戻り値の解析機能などもありますので、本機の評価に是非お役立て下さい。


 
●FAT16及びFAT32のファイルシステムに対応
●ロングファイルネームに正式対応
●非同期式シリアル(UART)及び同期式シリアルI2C通信に対応
●microSDカードは最大128GBのものまで動作確認済み
●ASCIIコード範囲内だけの解りやすい簡単なコマンド体型
●同時に最大16個のファイルを内蔵バッファに開くことが可能
●装着したmicroSDカードの転送速度を計測する簡易メディアテスト機能搭載
●2つの省電力モードを搭載
●クイックフォーマット機能搭載
●RTC機能搭載なのでファイル作成時のタイムスタンプをファイルに記録可能
●RTC機能により現在日時の取得可能 (2秒単位)
●ロジック電圧レベルは5V系及び3.3V系に対応可能(但しリセットピンは3.3Vmax)
●縦25×35(mm)のコンパクト設計
日本語マニュアル付属だから分かりやすい
●パソコンから簡単に操作できるユーティリティソフトをご用意
 

■コマンド操作の一例



 
■主な仕様
 
電源電圧 DC3.3V
RTCバックアップには1.65V〜3.3Vまでのバックアップ電源が必要です。(CR2032推奨)
消費電流 動作時平均:約50mA程度
スタンバイモード時:80uA (max)
ストップモード時:0.4mA (max)
対応メモリーメディア microSDカード ※3
512MB〜128GB
Class4〜Class10
対応ファイルシステム FAT16、FAT32
※NTFS、exFATには対応していません。
※64GB以上のカードを使う場合についてはこちら
シリアルI/F 非同期時式シリアル(UART):
 通信速度:初期値115.2kbps 最高921.6kbpsまで
 データ長:8
 ストップビット:1
 パリティ:なし

同期式シリアル(I2C):
 速度モード:100KHz又は400KHz
 スレーブアドレス:0xA4 (7ビットモード時)
 ※外部でSCL、SDA線のプルアップが必要
ボード寸法 縦25×横35mm

※3:本ボードは市販のmicroSDカードに対応していますが、すべてのカードでの使用を保証するものではありません。相性問題が発生する場合もあり得ますが、当方では相性問題については保証しておりません。
(これまでに相性問題で使用不可のカードについて報告はありません。)

 
■セット内容

 ●MSC-MOD20
 ●日本語マニュアル (ダウンロードによるご提供)

※バッテリーバックアップ機能付きのリアルタイムクロック(RTC)用32.768KHz水晶発振子は別売となっております。バッテリーバックアップによる時計機能を使う場合には別途ご用意ください。

 
■別売品のご案内
 
ALFAT リアルタイムクロック(RTC)用32.768KHz水晶発振子 [32CL]

販売価格:55円(税込み)
 

■本製品のサポートについて(必ずお読みください!)
 

MSC-MOD20について当方マイクロテクニカでの技術サポートは致しておりません
本製品はお客様ご自身で当方からご提供している日本語マニュアルやICメーカーである米GHI Electronics社から公開されている英語版のデータシートや技術資料、その他フォーラムで公開されている記事、インターネットからの情報をお読みになり内容を理解して回路設計ができる技術者向け製品です。

使用方法や製品の技術的なご質問等のサポートは行っておりません。ご購入に関しましてはあらかじめこの点をご理解ご了承の上ご検討をお願い致します。

 

当方からご呈示できる資料は日本語マニュアル及び下記の開発元から開示されている資料のみとなっております。その他の資料・データシート等はございません。



 

■参考資料
 

ALF2X-SC-512データシート
ALF2X-SC-512ファイルシステムユーザーズガイド