PIC32MXマルチメディアボード(型式MMB-32MX)は320×240ドットのタッチパネル付きカラーTFT液晶やMP3デコーダIC、3軸加速度センサ、microSDカードスロットなどを搭載したPIC32MXマイコンマルチメディアボードです。
片手に収まる小さな基板に80MIPSで動作する32ビットPICマイコン、PIC32MX460F512Lを搭載。タッチパネル液晶画面を用いた様々なアプリケーションのプラットフォームとしてご使用頂けます。
実用的なアプリケーションを、手軽に作ることを目的に開発されたボードです。

320×240ドットと大きなサイズのタッチパネル付きカラーTFT液晶ディスプレイを搭載。文字の表示はもちろん、写真の表示、図形表示なども行えますのでマルチメディアプレイヤーやゲーム、操作盤等多彩なアプリケーションが作れます。
当方で販売しているPIC32MXマイコン用Cコンパイラ、 mikroC PRO for PIC32MX を使えば標準のライブラリでTFT液晶の各種制御、表示ができます。
型式MI0283QT-9A(コントローラIC:ILI9341)の液晶を採用しています。
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Youtubeには様々なビデオがアップロードされています |
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本体には様々なアプリケーションを作る際に便利な周辺回路を搭載しています。
●I2C通信で使える3軸加速度センサ(ADXL345)
●MP3ファイルデーコードできるVS1053
●大容量8Mビットのフラッシュメモリ(SPI通信)
●microSDカードスロット
●リチウムイオンバッテリーマネージメントIC (サポート対象外)
タッチパネル付きTFT液晶を組み合わせてMP3プレイヤーを作ったり、加速度センサで傾きを利用したゲームを作ったり・・・と豊富な周辺回路がお客様の「作りたい」をサポートします。
付属のCD-ROMには、microSDカードのMP3ファイルを再生サンプル、加速度センサの値をTFTに表示するサンプルなどが収録されています。また工場出荷時にはmicroSDカードにあるMP3ファイルを再生するサンプルプログラムが書き込まれています。
※ソースコードをビルドするには mikroC PRO for PIC32MX と Visual TFT の製品版が必要です。

本製品にはマイコン、PIC32MX460F512Lが搭載されています。外部発振子として8MHzの水晶発振子が実装されています。内部で10倍され80MHz動作しています。
その他RTCC用の使える32.768kHz水晶発振子も実装されています。

HEXファイルの書き込みは、USB HIDブートローダー(mikroBootloader)がお使い頂けます。パソコンとMMB-32MXをUSB経由で接続すれば、本機はHID機器として認識されます。プログラムの書き込みをしたい時は本機のリセットボタンを押して、 USB HIDブートローダーの接続ボタンを押せば接続完了。
あとは書き込みたいHEXファイルをロードして書き込めば、すぐにプログラムを書き込んで動作を確認できます。別途マイコンライターやMPLAB ICD3、PICkit3などのライターは必要ありません。
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USB miniBコネクタ搭載 |
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簡単操作のブートローダーソフトウエア |
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ICSP用のピンもありますので、別途マイコンライターをお持ちの場合にはブートローダーではなくマイコンライターでHEXファイルを書き込むこともできます。

本体のピンパッドはPIC32MXマイコンの各ピンが簡単に取り出せるようになっています。上図の通りマイコンに搭載の各機能について推奨ピンがありますので、これらのピンを使うのが便利です。

本機のプログラム作成は言語を問いませんが、当方ではC言語として mikroC PRO for PIC32MX を、TFT液晶の画面構成、制御には Visual TFT の使用を推奨しています。
mikroC PRO for PIC32MX は豊富な組み込み関数が自慢のPIC32MXマイコン用のCコンパイラです。ANSI規格に準拠しておりPIC32MXマイコンを使うために便利なライブラリを搭載しています。TFT液晶駆動のライブラリも充実しておりMMB-32MXに搭載のTFT液晶であれば簡単に使うことができます。
Visual TFT は、mikroCシリーズのコンパイラと組み合わせて使うTFT液晶画面構成、制御ツールで、画面上に表示する図形や文字、円形ボタン、四角ボタンなどをGUI環境で簡単に配置し、それらのコンポーネントをタッチした時にどういう動作をするか、ということを簡単に記述できる画面開発用ツールです。
感覚はWindowsアプリケーション開発用のソフトウエア、Visual Studio(R)を彷彿とさせます。画面上にコンポーネントを配置して各種プロパティを設定、その後そのコンポーネントに発生するイベントに対応したプログラムを記述していきます。作られたコードはmikroCとリンクされて動作します。
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Visual TFT開発画面例 |
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