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本ボードには240x128ドットと大きなサイズのグラフィックディスプレイが搭載されています。
タッチパネルは4線式抵抗膜方式のパネルを採用しています。タッチパネルの位置データはコントローラ回路を通じて制御用のPIC18F87K22に接続されています。
またGLCDのバックライトには赤・緑・青の3色バックライトLEDを搭載しています。内蔵されている制御PICの該当ピンH/Lすることで点灯、消灯できますのでバックライト色を自在に変えられます。
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本ボードにはGLCDやタッチパネル、その他の周辺回路を制御するために48MHz、最高12MIPSの速度を出せるPIC18F87K22を搭載しています。
128kBのフラッシュや3862バイトのRAMを搭載しています。
制御PIC18F87K22には後述するブートローダーで簡単にプログラムを書き込むことが可能です。

GLCDのコントローラは、GLCDによく採用されているT6963C互換のチップを使っています。T6963Cは汎用的なコントローラですので各種コンパイラには制御用のライブラリが揃っていることが多く使うのが簡単です。
また当方で販売しているPICマイコン用Cコンパイラ、mikroC PRO for PICでは文字・図形描画など豊富なT6963C用のライブラリを搭載しています。 |
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ボード上には、画像データやフォントデータなどを記憶させておくのに便利なmicroSDカードスロットを搭載しています。

また、UART通信をUSBに変換する変換回路(FTDI社のFT232RL使用)を搭載。パソコンとUSBケーブルで接続すれば本ボードのPIC18F87K22のUARTポートと、仮想COMポート経由でシリアル通信が可能となります。

制御PICのPIC18F87K22の各I/Oピンは本体上部のパッドからアクセスできます。ピンの内容はプログラム次第で色々と変更できますが、標準的なピンアサインとして下図のような内容となっています。

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搭載のPIC18F87K22へのプログラム書き込みはUSBケーブル1本でOKです。
マイコンにはあらかじめブートローダーが書き込み済みなので、PICマイコンライターなしでプログラムが書き込めます。使い方は簡単。書き込みたいHEXファイルソフトウエアで読み込んで、ボードのリセットボタンを押すだけです。

電源はUSB接続の場合、USBバスパワー給電となりますのでPCとUSBケーブル1本接続すれば電源と書き込み両方が可能となります。
もちろん、書き込み後はUSBポートはUSB-UART変換として動作しますので、パソコンとボード間のシリアル通信にも使えます。 |
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本ボードの開発は搭載マイコンのPIC18F87K22により、GLCDコントローラT6963Cを制御することで行います。T6963Cは汎用的なGLCDコントローラですのでPIC用のCコンパイラではライブラリが用意されていることがあります。
しかし、簡単な文字列や図形表示程度であればいいですが、図形を移動させたり、タッチパネルの制御をしたり、画面上にボタンやチェックボックスなどのパーツを配置してそれらのイベントに応じて処理を実行するような実用的なアプリケーションを作るのはなかなか難しいものです。
そこでお薦めしたいのが、当方で販売中の8ビットPICマイコン用Cコンパイラ、mikroC PRO for PICと、GLCDの画面描画やタッチパネル制御のプログラムが簡単に書けるmikroC用のアドオンソフト、Visual GLCDです。
Visual GLCDで画面描画や遷移、イベントに対するコードの開発を行い、mikroCでコンパイルする方法は、GLCD開発を最も簡単に行う方法です。
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より複雑でタッチパネルを活用した実用的なアプリケーション開発をしたいなら、ぜひこの組み合わせはお薦めです。ご検討ください。
なお当方では、本ボードとVisual GLCD及びmikroC PRO for PICファイルライセンス版を同時にお買い上げ頂くと両ソフトウエアの販売価格をそれぞれ20%割引致しております。
すでにmikroCをお持ちでVisual LCDのみをボードと一緒にご購入の場合には、Visual GLCDの価格を15%引きとさせて頂きます。
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■搭載機能一覧
・240x128ドットの大画面GLCD採用、コントローラはT6963C互換 |
・4線式抵抗膜方式のタッチパネルを搭載 |
・3色RGBバックライト搭載、個色個別にOn/Offが可能 |
・PIC18F87K22搭載、48MHz (12MIPS)の高速動作 |
・USB-UART変換IC(FT232RL)搭載、USB miniBポート搭載 |
・microSDカードスロット搭載 |
・圧電スピーカー搭載 |
・PIC18F87K22にはブートローダーを書き込み済み、書き込みはUSBケーブルを接続するだけでOK |
・電源回路内蔵5V→3.3V変換、USBパスパワー給電可能 |
・Visual GLCDとmikroCの組み合わせで簡単開発、同時購入の場合にはお得な割引あり |
・寸法縦90×横140×高さ16.3 (mm) |
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■主な仕様
電源電圧 |
DC5V (USBバスパワー給電又は外部給電) |
消費電流 |
最大400mA程度 |
使用MCU |
PIC18F87K22 (12MHz発振子、48MHz動作) |
GLCDコントローラ |
T6963C互換 |
GLCDサイズ |
240ドット×128ドット |
USBポート |
USB miniBポート |
HEXファイル書き込み |
Tiny Multi Bootloader+ 書き込み済み
Windows Vista/7/8.1/10 (32,64ビット対応)
USBポートが1つ必要 |
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■付属品
・TPSA-900本体
※ブートローダソフトや簡易マニュアルは当方のダウンロードページからのダウンロードによるご提供となります。
※本製品には、Visual GLCD及びmikroC PRO for PICは付属しておりません。
※パソコンと接続する場合には別途、USB miniBケーブルが必要です。 |
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