MCP2210搭載 USB-SPI変換ボード(CLICK-SPI)は、USB経由でパソコンからSPIスレーブ機器と通信ができる実験ボードです。(本機はSPIマスターです)
Windowsパソコンから簡単にSPI通信ができるため自作機器のデバッグやセンサーとの通信、実験、評価に最適です。パソコンと接続する本機はHIDデバイスとして認識されます。専用のドライバーは必要ありません。
USBはフルスピード(12Mb/s)に対応、SPI通信は1500bps〜12Mbpsのビットレートをサポート(※1)しています。4つのSPIモードをサポート(※1)しておりユーティリティーから設定できます。
最大で5つのチップセレクトライン(CS)があり任意に使用可能です。CS線として利用しない場合にはGPIOとしても利用できます。
電源は5V又は3.3Vで、USBバスパワー給電で利用できます。設定により外部給電も可能です。
パソコンで通信するためのターミナル及び設定ユーティリティーソフトがマイクロチップ社から配布されています。ターミナルソフトはVisual Studioのソースコード(Visual Basic.NET)が配布されています。また本製品を使うためのDLLも配布されており自分でソフトウエアを作ることも可能です。
当方では簡単にMCP2210を体験できるように簡単ガイドをご用意しています。ぜひご参考にしてください。
このボードはMCP2210を簡単に利用できるようピンピッチ2.54mmにしたボードです。
電源電圧はジャンパー設定により3.3V又は5.0Vを選択可能、USB給電かセルフ給電かはユーティリティーソフトで設定できます。なお工場出荷時設定はUSBバスパワー給電になっています。
※1:モード1と3の時はビットレートを100000以上にする必要があります。モード1と3の時はそれ未満の速さではお使い頂けません。(モード0と2の場合この制約はありません。)
※本製品はSPIマスターとして動作します。スレーブデバイスとしては動作しません。
※MCP2210のデータシートはこちらです。
※本製品の簡単ガイドはこちらです。