屋内空気質センサiAQ-Coreブレークアウトボード(AIRQ-CLICK)は空気品質を測定する高機能な空気品質検出センサーiAQ-Coreを搭載したボードです。
空気中のVOCレベル(揮発性有機化合物)を測定しCO2換算値(ppm)やシックハウス症候群の原因となるTVOC(総揮発性有機化合物量)(ppb)の予測データを提供します。
※センサーレンジ
CO2: 450-2000ppm, TVOC:125-600ppb
起動後、最初の計測にかかる時間はわずか5分です。iAQ-Core センサーには自動ベースライン補正 (ABC) があるためキャリブレーションなどの操作は必要なく、通常の室内環境で何年もお使いいただけます。
センサーの通信はI2Cにて行います。
本ボードにはI2C信号線用のレベルシフタIC(PAC9306)が実装されているため3.3V系および5.0V系どちらの回路ともそのまま接続できます。
端子は使いやすい2.54mmピッチ。端子配列は共通規格のmikroBUSに準拠しているため対応したマイコンボードなどにはそのまま装着して利用できます。
センサーはとても低消費電力。パルスモードで最大9mW、連続モードでも最大66mWです。バッテリー駆動を要するアプリケーションにも最適です。
空気の質が求められる今の時代に重宝するアイテムです。実験用に研究用にご活用ください。
本製品に搭載のiAQ-Coreのデータシートはこちらをご覧ください。
□参考情報□
VOC(揮発性有機化合物)とは有機化学物質です。室温で蒸発しやすく(揮発性)主なものだけで200種類以上あります。インク・塗料・接着剤などに含まれるトルエンやキシレン、洗浄剤として使われるトリクロロエチレン、ジクロロメタンなどが代表です。
これらが大気中で酸化されることにるCO2を換算式を用いて各前駆物質の間接 CO2排出量として算出できます。