※本製品は組み立て完成済みです。
■参考資料
■(参考)簡単な使い方
本機とUART通信可能なUARTホストを接続します。マイコン、Arduinoなどのデバイスやパソコンと接続する時はUSB-UART変換回路を介して接続します。
本機の電源電圧は3.3Vです。
I2Cスレーブデバイスとは本体の端子台にあるSCL, SDAの2線を接続します。GNDは共通とします。本機のI2C信号線はプルアップされていないため、外部回路にて適切な抵抗器(2.2kΩ〜10kΩ程度)でプルアップしてください。
UART信号はデフォルトでは9600bps、データ長8ビット、1ストップビット、ノンパリティです。
本機の電源が投入されたりハードウエアリセットがかかると本機は、0x4Fと0x4B("OK")を出力します。まずはこれをUARTホストで受信して確認してください。
UART通信のコマンドは7つあります。下表にないコマンドは無視されます。
ASCIIコマンド |
16進数値 |
コマンドの機能 |
S |
0x53 |
I2Cバススタート |
P |
0x50 |
I2Cバスストップ |
R |
0x52 |
SC18IM704の内部レジスタから読み込み |
W |
0x57 |
SC18IM704の内部レジスタに書き込み |
I |
0x49 |
GPIOポートの読み込み |
O |
0x4F |
GPIOポートへ書き込み |
Z |
0x5A |
パワーダウン |
(1)スレーブデバイスにNバイトのデータを書き込む(送信)
UARTホスト→UART2I2C-Aへのデータ
S |
スレーブデバイスアドレス+W |
送信するデータサイズ |
DATA 0 |
・・・・ |
DATA N |
P |
SコマンドでI2Cバススタートです。続いてスレーブアドレス7ビットとWrite要求の0を加算します。
送信するデータのサイズをバイト単位で指定します。DATA 0しかない場合には1バイトなので指定する値は0x01となります。
DATA 0〜DATA Nは送信するデータ本体です。各データは1バイトです。
最後にPコマンドで終端します。
指定したスレーブデバイスにDATA 0〜DATA Nを書き込めます。
(2)スレーブデバイスからNバイトのデータを読み込む(受信)
UARTホスト→UART2I2C-Aへのデータ
S |
スレーブデバイスアドレス+R |
受信したいデータサイズ |
P |
UART2I2C-A→UARTホストへのデータ
SコマンドでI2Cバススタートです。続いてスレーブアドレス7ビットとRead要求の1を加算します。
あらかじめ受信するデータのサイズが分かっている場合には、そのサイズをバイト単位で指定します。もし不定長の場合には長めに設定しておきます。
最後にPコマンドで終端します。
その後、I2Cスレーブデバイスから読み取ったデータがUARTポートから出力されます。
その他Repeated Startコンディションを使った通信をする方法やGPIOの制御方法などについてはSC18IM704のデータシートを参照してください。
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